私の処方本 vol.1

今回もご覧いただきありがとうございます。kukiです。

私は読書がもともと好きだったのですが、摂食障害になり仕事を辞めて時間ができたのをきっかけに以前にも増して読書習慣が身につきました。
そんな中で「精神や心を治癒してくれるのは薬だけじゃない、私にとっては本がその一つだ」と思うようになりました。

なぜなら、本には自分の現実世界じゃない世界へ連れて行ってくれることもあるし、救ってくれる・共感できる言葉を見つけることもできるから。

少しブログの本趣旨とは違うかもしれませんが、完全に趣味ブログとして、私のおすすめ本の紹介記事を時々載せていきたいなと思っています。

「がんばる自分」しか許せなかった人にとって、“がんばらない自分”を受け入れるヒントが詰まった1冊を紹介します。

本日の処方本

タイトル:あやうく一生懸命生きるところだった

著者:ハ・ワン(Ha Wan)

私はこの本を読んで、

心がふっと軽くなる言葉に出会えて「休んでもいい」と思えたし、

自分の心を少しずつ大切にできるようになりたいなと思えるようになりました。

自分の人生うまくいかなかったり悩んだり疲れたりしている人の心に、そっと寄り添ってくれる“休む勇気”のエッセイです。

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おすすめポイント

①「僕は会社を辞めたのではなく、人生を選んだのだ」

会社や学校へ行くことなど“世間の普通”を辞めること=逃げだとネガティブに捉えていた私にとって、この一文は響きました。

私が摂食障害を発症したのは保健室の先生として働いている最中のことで、症状はひどくなる一方で辞めることにしました。でもそれは「逃げ」ではなく、自分の“生”や“これからの人生“を守るための選択だったのかもしれない、と思えたんです。

②「人生には休む義務がある」

“休む”ことは“逃げる”ことと同義語という価値観で生きてきた私にとって、義務であるという感覚に最初は馴染めませんでした。でも読み進めていく中で、休むことを意識的にやることが大切だと気付かされました。読み終えた今なら「心が壊れそうなら、逃げてもいい。休んでもいい」って自分に言ってあげられそうです。

③「自分の価値は、他人が決めるものじゃない」

摂食障害になる前も後も、私の性格上「誰かに認めてもらいたい」という気持ちが強かったり、常に周りや他人と自分を比較していました。

でも、この本を読んで、自分の価値を他人にゆだねている限り、ずっと苦しいままだと気づきました。「自分の存在を許してあげるのは、自分だけなんだ」そう思えるようになったのは、この本のおかげです。

おすすめしたい人

このブログを読んでくださっている人は、

いつも“ちゃんとしなきゃ”と周りに気遣い頑張ってしまう人や人に迷惑をかけるのが怖くて、ひとりで抱え込む人何か(身近な人・大事にしてきたことやもの・体調・自信など)を失った経験がある人

かなと思っています。そんな状態に慣れすぎて、“自分を大切にする”ことを忘れてしまった人の心に、必ず響く言葉があります。

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本のタイトル・著者プロフィール・詳細

本のタイトル

あやうく一生懸命生きるところだった

著者プロフィール

ハ・ワン(Ha Wan)

韓国のイラストレーター・作家。会社員生活に疲れ、40歳で会社を辞めて“自分らしく生きる”道を選んだ。「何者でもない自分」のままでいいと気づいた経験を元に、心に寄り添うエッセイを発信している。

詳細

• 出版社: ダイヤモンド社

• ページ数: 240ページ

• 発売日: 2020年4月15日

• ジャンル: 自己啓発/エッセイ

「ちゃんとしなきゃ」と思うほど、心が苦しくなる。

でも、本当は「ちょっとくらい力を抜いても大丈夫」って、誰かに言ってほしかった。

そんなあなたに、ぜひ読んでほしい1冊です。

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About Me

Kuki(空気)

摂食障害持ちの
元精神科ナース、保健室の先生
30歳
東京出身
4年制大学看護学部卒業

病院の精神科ナースとして5年勤務後,
学校の保健室の先生として1年働く。
その間に摂食障害を発症し、1ヶ月入院。仕事は退職し現在自宅で治療中。

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