精神科看護師が摂食障害になった話を書き始めるきっかけ
はじめまして。kuki(空気)と申します。
摂食障害(拒食症)を本気で克服したい!今の自分から変われるためのきっかけを作りたい!と思っています。
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そうは思っているけれど、毎日が一進一退でどうしたらいいかわからず…。
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そんな思いを抱えている人って自分だけじゃないかもしれないと気づき、ブログやInstagramなどで一進一退な日々と葛藤を発信しながら、何かしら“生きづらさ”を感じている人たちと繋がれたらいいなと思い始めました。
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ご興味があれば、プロフィールも覗いて行ってください。
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摂食障害とは、さまざまな要因が考えられ、はっきりした原因がわかっていません。
しかし、ただの食事や食行動の問題ではなく、何かしらの心の苦しみや生きづらさが背景にある深刻な疾患です。
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「なぜ自分はこんなに食べ物・食事のことに振り回されなければならないのか?」と悩む方も多いはず。
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実は、私自身も精神科看護師でありながら摂食障害を経験し、現在も治療中です。
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このブログは、精神科看護師でありながら摂食障害当事者となった私が、実際に分からず悩んだ「摂食障害」について、
“自分”を振り返り、向き合いながら、皆さんと一緒に原因や対処法、サポート等を考え、見つけていく場にしたいと思っています。
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“生きづらさを”感じている方の力になりたい、役に立ちたいといった偉そうなことは言えません。
一緒に“生きづらさ”を分かち合い、生きるための模索をしていきます。あなたも私も決して一人ではありません。
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この記事を読んでくださる方と共に、悩みを解決するための第一歩を踏み出せたらと思っています。
今回は、
摂食障害とは?
・摂食障害の定義
・摂食障害の種類と特徴
について私の状態を交えながら一緒に考えていきたいと思います。
摂食障害とは?
〜摂食障害の定義〜
摂食障害とは、食事に関する行動や考え方を中心に、体重や体型の捉え方の歪み、食行動などさまざまな問題があらわれ、心身に深刻な影響を与える疾患です。
代表的なものに、過食症と拒食症があります。
過食症は一度に大量の食べ物を摂取した後、自己嫌悪や体重増加の恐怖から無理な方法で食べ物を排出しようとする行動が見られます。
拒食症は、極端な食事制限により体重を過度に減らそうとする疾患です。
これらの症状は、単なる食生活の乱れではなく、心理的な問題やストレスが背景にあることが多く、早期の対処が重要です。
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回復に向けて治療中の身ですが、今も全然「当てはまる〜!」
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“体重や体型の捉え方に歪みなどさまざまな問題があらわれ“となっています。
私自身治療を半年以上続けてきて、やっと「歪んだ捉え方をしてしまっているんだ。」と頭では思えるようになりました。
しかし本気でそう思えているかというとまだまだできていません。
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161cm、34.0kg、BMI:13.1で、主治医も家族や周囲の人からも「痩せすぎを通り越して危険。」と言うし、自分の数値と基準の数値を比べて見れば自分もそう納得なんです。
見た目も「ガリガリすぎ。」と自分で思うこともあるんです。
でも体重が数gアップした時、「治療に前向きに取り組めているんだ。」と思おうとする反面すごくネガティブな気持ちになったり。便秘で少しお腹が張っていたり、塩分過多の食事後のむくみで「太った。」と感じてしまったり。
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これが、“捉え方の歪み”なんですよね。
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そして“単なる食生活の乱れではなく、心理的な問題やストレスが背景にある”という点。
そりゃそうなんでしょうが、私はその背景がはっきりわからないので対処対策しようがないと思ってしまいます。
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主治医は、私の生育歴や性格傾向などが関連していると仰っていました(また次回以降ゆっくり綴っていきますね)。
でもそこへのアプローチってどうしたらいいのかわからないし、目の前にある“問題だ!”と思えるものは、食行動や食事への考え方の方であって。
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治療法が確立している疾患、例えば“インフルエンザウイルスが身体に悪さをしているから、退治のために抗ウイルス薬で治療をする”など、原因がこれ、対処がこれと単純明快でない。
だから回復に近道はないなと感じさせられますし、「いつになったら摂食障害とおさらばできるんだろう。」「もしかして一生付き合っていくのかな。」とゴールの見えない先行き不安を駆り立てます。
普通に生活できている周りの人と自分を比べて自己嫌悪に陥ったりもします。
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でも私も、このブログに少しでも興味を持って読んでくださっているあなたも、
「摂食障害に取り憑かれてこの先一生過ごすんだ…。」の感覚から一緒に抜け出せたらいいなと思っています。
そのために細々とブログ続けていけたらなと思っています。
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摂食障害とは?
〜摂食障害の種類と特徴〜
摂食障害3つの種類
拒食症(神経性無食欲症)は、極端な食事制限によって体重減少を目指し、健康を損なう疾患です。
過食症(神経性過食症)は、大量の食事を短時間で摂取し、その後自己嫌悪や体重増加の不安から無理に吐き出したりします。
もう一つは過食性障害で、過食症と異なり排出行動は伴わないものの、過食が繰り返されます。いずれも心身に大きな影響を与え、専門的な治療が必要となる疾患です。
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私は摂食障害の中の「拒食症(神経性無食欲症)」と診断されています。
摂食障害にも種類があるということは何となくわかっていましたが、自分が診断されて詳細を知りました(精神科看護師失格…笑)。
自分が患う前、“過食嘔吐すること=摂食障害“というイメージがあったのです。
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なので、過食嘔吐をしていなかった自分は「摂食障害なんじゃないか?」と感じるようになるにはとても時間がかかりました。
そのため、発症の時期や契機というのも曖昧で、自分自身でも今だによくわかっていません。
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よく、摂食障害について調べると、
“他者から外見のことを言われたのがきっかけで”とか“完璧主義、真面目な人がダイエットの目標値までストイックに取り組むことで自分の評価のように思え、どんどん減らしてしまう”
…などを見かけるのですが、私はそこまで明確なきっかけと思えるタイミングがないような。
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でも今こうやってブログを書くにあたり振り返ってみると、診断される10ヶ月前くらいに、自分の基準と思っていた体重からたった1ヶ月間で+2〜3kg増えてしまったことがあり、
「食生活を見直して体重をいつもくらいに戻さないとな〜。」
と思い、行動に移したのが始まりだったのかもしれません。
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自分の状況の振り返りと経過も綴っていきながら整理できるといいな。
皆さんははっきりと“摂食障害になったきっかけ”をお持ちなのでしょうか?
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書けることがまだまだあり、長くなってしまいそうなので一旦1話はここで区切ることにして…笑
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次回は、明確なきっかけや症状が自覚できていなかった私が「摂食障害かも?」と感じるまでの経過を、自分のことをただ綴るのではなく、“摂食障害とは?“に関する情報も入れ込みながら書いていければと思っています。
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「向き合っているのは自分だけじゃない、一人じゃない。」
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それでは、また〜🪽
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※Instagram始めました。こちらは日々の食事記録を中心にアップしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。